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2025.07.30

 社長のコラム 

要求を知り、それに応える

 

ある日のことです。

顧客の担当課長さんからこんな依頼がありました。

 

「もう少し在庫を積みたいから土曜日も出勤して対応してくれない?」

 

"受注量が減っている"今のエイコクにとって、何とも嬉しい依頼です!

もちろん返事は

「はい よろこんで♪ あなた方のために♪」

 

この依頼を受け、さっそく現場では部門長たちが

【土曜出勤のためのシフト】について簡単な打ち合わせを始めていました。

 

やる気があり、反応も早くてとても素晴らしいことなのに、

私は部門長たちに「それはちょっと違わないか?」と告げ、

(おそらく私の顔が険しかったんだと思いますが)

打ち合わせをしていた部門長たちを固まらせてしまいました。

※言い方が悪かったと反省してます。皆ごめん(^人^;

 

『"相手の要求"が【土曜出勤】なんだから、その対応を話し合って何が悪いの?』

 

後から聞いてみると、皆がこのように思っていたようです。

 

私が今年度の方針として加えた「要求を知り、それに応える」に沿って

皆が対応してくれている状況に少なからず感謝を覚えましたが、

それと同時に課題も見えました。

 

今回の"相手(顧客)の要求"は【土曜出勤】ではなく、

【生産量を増やしてほしい】なのです。

 

生産量を増やすための方策として、土曜出勤という言葉で依頼されている

のであって、土曜出勤そのものを求めているわけではないのです。

さらに、詳細をよくよく聞いてみると、多くの生産品目の中の

一部の品目についての増産要請だったのです。

 

真の要求を理解せぬまま土曜出勤しても、相手が欲しい品目を欲しい数だけ

作ることができなければ、相手(顧客)をガッカリさせてしまうでしょう。

場合によっては、「こっちは土曜出勤までしたのに!」と争いに

なってしまうかもしれません。

 

そんなことになったら誰も得をしないどころか、全員不幸ですよね?

全く「いい会社」ではありませんよね?

土曜出勤だけが生産量を増やす方法じゃないだろ?

 

という所まで部門長に話をして終わりましたが

《相手の要求をしっかり理解する》

ということの難しさを改めて感じた出来事でした。

 

「要求を知り、それに応える」言うは易く行うは難し…

 

ちなみに、生産量の少ない部隊から応援を派遣して

増産要請があった部隊を一時的に増員することで

土曜出勤することなく顧客の要求に応えられました♪