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数年前に前の経営者から事業を承継されたとき、先ず考えたことは「何の為に会社を経営するのだろう」という基本のきでした。

多くの会社は「社会貢献のため」とか「お客様に…を提供する」などと外向きのコミットが経営する上では必要不可欠のようですが、私は一緒に頑張って働く社員に向けてトップとしての宣言を理念としました。

「正しく経営し、正直に仕事して、成果は社員に公開する」というものです。

社員やお客様に嘘をつかず、隠しごとがない経営はストレスがなく簡単明瞭で気楽です。反対に嘘や隠し事をしていると、その嘘と隠しごとを誤魔化すことや正当化するために嘘をつき続けなければなりません。

いつでも、どこでも、だれにでも、ぶれずに「良いことは良い、悪いことは悪い、間違った時は謝罪する」という姿勢をトップ自らが示すという意志を経営理念として掲げました。